『貼る』内壁リフォーム

「貼る」内壁リフォーム 内壁

内壁(うちかべ)を変えると部屋の印象や機能がすっかり変わってしまいます。様々な種類がありますが、最初に思いつくのは壁紙のリフォームでは無いでしょうか。ここでは見た目をガラリと変えるリフォーム、「壁の仕上げ材質を変える」方法についてお伝えします。

貼るリフォーム(サンゲツ)
https://www.sangetsu.co.jp/findimages/detail/info9701.html

「貼る」工法でリフォーム

いわゆる「クロス貼り」、国内では最も一般的な内壁仕上げ工法です。アパートやマンションなどの集合住宅では、大半がクロス貼りですね。昨今ではDIYに適したクロスがホームセンターやネットショップで簡単に手に入りますし、色柄や材質も様々。それだけ、お手軽であるということを意味します。それぞれの特徴を見て行きましょう。

ビニールクロス

ビニールクロス(サンゲツ)
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/773016/

クロスの中でも最も一般的なのがビニールクロスです。原材料は塩化ビニール樹脂。
メリット:デザインバリエーションが豊富、安価、施工が比較的簡単、汚れが落ちやすい、様々な機能性をプラスできる、など
デメリット:有害物質がゼロではない、自然の風合いが無い、通気性が無い、調湿性が無い、結露しやすい、劣化する、独特のニオイ、など

紙クロス

紙クロス(サンゲツ)
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/BW4803/

自然素材の壁紙と言えるのが紙クロス。パルプ洋紙でできたクロスは欧米では主流です。和紙製のクロスもあります。
メリット:紙特有の柔らかい風合い、輸入壁紙は日本に無いデザインが豊富、和紙壁紙は100%自然素材、高級感、丈夫、など
デメリット:水に弱い、シミや汚れが落ちにくい、施工が難しい、高価、継ぎ目が目立つ、など

布クロス(織物クロス)

布クロス(サンゲツ)
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/KAG112C/

「クロス」とは「布」の意味。ビニールクロスが普及する前、壁紙は布製でした。織物の裏に紙を貼ったものです。織物の素材はレーヨンやポリエステルなどの合成繊維が一般的ですが、綿・麻・絹などのものもあります。
メリット:織物自体の凹凸が出す風合い、高級感、丈夫、吸放湿性、など
デメリット:汚れが落ちにくい、埃がつきやすい、施工が難しい、高価、継ぎ目が目立つ、など

木質系壁紙

木質系(サンゲツ)
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/SGC163L/

天然木やコルクを薄く切り、紙やアルミで裏打ちしたもの。壁全体だけでなく、部分的にアクセント使用するデザインも多くみられます。ナチュラル、カントリー系のインテリアにマッチします。
メリット:天然素材、木のぬくもり、木の香り、癒し効果、など
デメリット:高価、水拭きNGのものが多い、など

無機質系壁紙

無機質系(サンゲツ)
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/SGB2297/

漆喰や珪藻土、石、セラミックなどの自然素材を使った壁紙。塗り壁のような見た目になります。調湿性能は塗り壁には劣ります。
メリット:塗り壁の質感を安価で手軽に、防火性、自然な風合い、など
デメリット:水拭きNG、不規則な凹凸のため継ぎ目施工が難しい、など

オレフィン壁紙

オレフィン(サンゲツ)
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/FE74601/

ビニールクロスに近い性質。ポリエチレンやポリプロピレンといった合成樹脂が原料。燃やしたときに有害物質がほとんど出ないことから、環境に優しい壁紙として注目されています。
メリット:耐久性、お手入れ楽、静電気が発生しにくい、エコロジカル、など
デメリット:素材が薄く施工が難しい、高価、バリエーションが少ない、など

「貼る」リフォームまとめ

  • 内壁の仕上げ材質を変えるには「貼る」工法と「塗る」工法がある
  • 「貼る」工法に使われるクロスは主に6種類
  • 最も一般的で、DIYにも向いているのがビニールクロス

次の記事では「塗る」リフォームについてお伝えします。

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