キッチンリフォーム、最初にすること

キッチンリフォームの注意点 キッチン

キッチンリフォームであれもしたい、これもしたい。あちらもこちらも解決したい。どのメーカーにする?どのキッチンにする?色は?形は?設備は?予算は?もう、頭の中は軽いパニック状態。そんな状態で、後悔の無い選択をしたいと思っても、なかなか難しいのが現実です。
さんざん迷って、サイズが合わなかった。。予算オーバー。。なんて悔しいですね。
そこで、まずは立ち止まって。最初に少し時間がかかっても、【優先順位リスト】を作っておくことをおススメします。良い意味で選択肢が狭められ、迷いや判断ミスが減りますし、無駄に迷う時間や労力を節約し、他に使うことができます。

優先順位=譲れない順位

優先順位とは、イコール、譲れない順位です。絶対こだわりたい、妥協したくない順位、とも言えるでしょうか。ここでは大きく5つの項目をご紹介しますので、譲れない順に1位から順位をつけてみましょう。

A、費用
B、間取り
C、機能性
D、使いやすさ
E、収納力

不要な項目もあるかもしれません。また、必要な項目は追加してくださいね。
例)デザイン性、メーカー、個人的こだわり など

優先順位をつける
あれもこれも、譲れないなあ~

A、費用

とにかく費用を抑えたい、多くの予算は取れないとお考えの方は、上位に。例えば、食器洗い機を入れたいけど、費用が嵩むなら辞めて、代わりに別な設備に回そう、といった判断ができます。
費用面は大丈夫、という場合は、優先順位は下の方になります。

価値か価格か?
Value or Price?

B、間取り

今のキッチンの場所から別な場所に変えたいか、というポイントです。同じ場所でも、シンクとコンロの位置を動かすと、その工事費は必要になります。壁に向かっていたけど、対面式のカウンターキッチンにしたい。窓のある位置に移動したい。アイランドキッチンにしたい。など、場所やキッチンの形、配置を変えたい方は、優先順位は上位になります。
今のキッチンの位置と形はそのままに、新しいシステムキッチンに変えたい方は、優先順位は下の方に。

対面式ペニンシュラキッチン
対面式のペニンシュラキッチン
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C、機能性

昨今のシステムキッチンから例を挙げてみますと、
・食器洗い機
・ステンレス(汚れにくい、湿気に強い)
・人工大理石、セラミック(傷がつきにくい、熱に強い、掃除しやすい)
・ゴミが流れ集まりやすいシンク
・自動洗浄付きレンジフード
・自動水栓
・昇降式の収納
などでしょうか。これらの機能は大変便利ですが、費用は比例して増えます。このような機能性を大切にされる方は、優先順位が上になります。
あまりこだわらない、シンプルでアナログな方がいい、という方は優先順位が下がります。

食洗器
食洗器を使いこなす

D、使いやすさ

今のキッチンが使いにくいと感じるならば、その理由をリストアップすることからスタートです。使いにくいと感じるポイントとしては、以下のようなものが考えられます。
・キッチンの高さが合わない⇒高くて踏み台が要る。低くて腰が痛くなる。など
・作業台が狭い⇒まな板を置くとほかのスペースが無い。食器洗いカゴを置くスペースがない。など
・シンクが狭い⇒大きい鍋など洗うと周りが水浸しになる。など
・コンロが少ない⇒同時調理ができない。など
・キッチンスペースが狭い⇒一人立つと満員で、家族が手伝えない。など
・物の出し入れがしづらい⇒シンク下や頭上棚の物の出し入れが辛い。開き扉が当たって痛い。など
これらの使いにくさを解決するノウハウは、リフォームを依頼する業者さんやメーカーさんが持っています。

奥の物が取り出せない
シンク下の収納、奥に何があるのやら…?

E、収納力

調理器具や食材、食器が多く、たっぷりと収納が欲しい方はこちらが優先順位高めです。人数の多いご家族や、来客の多い方、プロ並みの調理器具を揃えている方、季節に合った食器類をお持ちの方。保存の効く食材を多くストックされる方。キッチン家電も豊富な種類がありますが、収納場所が無くて欲しいものが買えない、、という方もいらっしゃるのでは?そんな方はこの項目が高順位になりますね。

収納力が高いキッチン
シンクの上も壁面も、大収納のキッチン

優先順位が決まったら

ここで決めた優先順位は、リフォームを依頼する業者さんにとっても、お客様に合った提案をする上でとても大切な指標となります。最初の段階でしっかり伝えましょう。また、ご家族とイメージを共有するのにもお役立てください。

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