新築でもリノベーションでも、多くのご家庭のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)が、半年も経たないうちに、たくさんのモノでごった返してしまいます。確かにLDKは、家族みんながほとんどの時間をそこで過ごすため、この空間がいつもキレイに片付いているなんてことは、普通に考えるとあり得ないことかもしれません。
しかし、家具や内装にもこだわったその空間を、なるだけスッキリと、かつキレイに保ちたいという願いは、誰もが共適してお持ちなのではないでしょうか?
家が散らかりやすくなる原因とは?
家をキレイにスッキリ保つには?掃除・片付けをこまめにするのが第一!…と考えがちですが、実はその前に、そもそも散らかりやすくなってしまう原因があります。
原因その①プライベートルームが全て2階にある
一般的に2階建ての家は、『1階がパブリックスペース』『2階がプライベートスペース』であることを前提とした間取りとなっています。つまり、寝室も子ども部屋も全て、当たり前のように2階にあるわけですが、さて、子どもたちは、自分たちの部屋をフル活用するでしょうか?また自分たちの荷物を、わざわざ自分の部屋まで片付けに行くのも、取りに行くのも非常に面倒くさいため、いつも使うものは自然と、いつも居る場所の近くに置くようになります。つまり、リビング付近にどんどんモノが増えていくというわけです。
さらに、子どもたちはもちろんのこと、あなた自身も、いつも着る服やパジャマを、わざわざ2階の自分の部屋まで持って行ったり、取りに行ったりするのは、正直面倒くさいですよね。結果、ダイニングチェアやソファに、いつも着る服が掛けられていたり、脱ぎっぱなしで放置されていたり…という事態を招いてしまいます。
原因その②1階の収納が少ない
例えば、一般的な家は2階にスペースが余りがちなので、1階にあまり作れない収納を、2階で補おうとするものです。でも、1階に収納が無かったり少ないことって、そもそも問題だと思いませんか?家族が集まって日常生活の中心となる1階で、収納が無い、あるいは少ないということは、ただでさえ面倒くさい2階への上り下り、ますます面倒になってしまいます。
結果、1階の空いている「床」にどんどんモノが積み上がっていく要因となるのです。
原因その③収納が分散している
至る所に分散してたくさん収納をつくるのも、決しておススメ出来ない収納の作り方です。モノの管理がしにくく、どこに何を置いたか分からなくなってしまうため、モノを無くしやすくなります。確かに買ったのに、持っているはずなのに、どこにあるか思い出せない。探し出せない。使いたい時にサッと出てこないと、困るモノ。結局また購入、それも仕舞った場所を忘れてまた購入…
無駄な出費は増え、かつモノがどんどん増えていくことで、さらなる収納不足を招く原因にもなってしまいます。
加えて、収納の奥行きが深いことも、同じ結果を招くことになりがちなため、おススメしません。奥行きが深い収納は、取り出しやすくしようと思うと、手前のスペースが全てデッドスペースになってしまい、見た自ほど収納することが出来ません。
かと言って、手前にモノを置いてしまうと、奥に置いてあるモノが何だか分からなくなったり忘れてしまったり、分かっていても取り出すのに手間暇がかかり億劫になります。結果、余計な出費&モノが増え、さらなる収納不足コースを辿ってしまいます。
解決策は【間取り】
収納に関しては、多くの方が知らず知らずの間に、これら3つの間違いを犯してしまっていると思います。共働きが当たり前となった今。家事の負担をいかに減らすことが出来るかは、家を新築したりリノベーション・リフォームする全ての方にとって非常に切実であり、大切なポイントだと思います。
スッキリ片付いた状態を、継続して保ちやすくするのに必要不可欠なもの…それは、【間取り】を工夫することです。間取りで収納の問題を解決するアイデアは次の記事でご紹介します。
この記事は『ainos有限会社フジ創 お役立ち情報「意外と知られていない、収納空間について」』より引用しています。前に戻る その他カテゴリへ戻る ホームへ戻る
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